早いもので、かれこれ アルゼンチン滞在期間は、
トータル、5年越えになりました。
数か月から一年日本に戻ったり、ヨーロッパにいることもありますが、
ココがやっぱり一番落ち着く
だんだん南米化してきている自分がいます・・・。
日本からはあまりに遠い国ですが、チラホラ日本人観光客、
ビジネスマンも見かけることもあり、
アルゼンチンについて、現地からの生の情報,
または 簡単なスペイン語が、旅行者のお役立てば嬉しいです
さて、旅行するにあたり、治安は 一番気になるところですね。
最初にこの国に到着したときに
通りはゴミだらけで汚いし、
落書きも多く、
少々怖かったことを思い出します。
テレビは いらない情報が多くて 時間の無駄になるので、
あまり好きではないのですが、
今 住んでる国、町で今何が起こっているのか
知っておくべきだと、ニュースチャンネルは
時々チェックすることにしています。
この国のインフレは止まらず、
一握りの大金持ち以外の庶民の生活は苦しく、
治安は悪くなる一方です。
しかし、どの国でもいえることだと思いますが
現地情報をよく知り、気を付けて、危ない場所、
時間に出歩かない 観光客に見られないようにする
などということを守るだけで、
かなりの危険を回避できます。
一番多く見かけるニュースが、強盗です。
スリやカツアゲ的な泥棒、略奪情報はあまりにも多すぎて、
テレビには出てきませんが、
最近多発しているのが、
4,5人のグループで、銃やナイフなどの武器をもち、車やバイクで移動して、
協力して 車や物を盗む手口です。
BsAsには町にたくさんの セキュリティカメラが備えてありますので、
ニュースなどで再生ビデオを見ることができることがありますが、
身なりや 感じも ごく普通の少年たち、男性が犯人です。
信号待ちの車、車庫に入ろうとした車に銃をつきつける手口です。
また 駐車中の車なども 窓ガラスを壊し、
中にある貴重品、又は車ごと持っていかれてます。
しかも 真昼間の 高級住宅地や安全と言われている
パレルモ、レコレタあたりでも、頻繁に起きています。
脅すわけではありませんが、タクシーに乗っているからと言って
油断はできません。
タクシーの運転手が 泥棒というケースもたまに聞きます。
なれない観光客は、タクシーは道で拾わずに、少々待たされても、ホテルやレストラン呼んでもらうのが無難です。
BsAsでは、カードを使用するときに身分証明書、
パスポートが必要になりますので、ショッピングの時は、
一度家にパスポートを置いて、出かけるようにしましょう。
どうしても カードやパスポートが必要な場合は、お腹にしまえる ちいさなポーチなどを買って、万が一の時に持っていかれないように工夫してください。
パソコン、タブレット、高級なカメラ、電気辞書なども持ち歩かず、携帯電話も 外では見ないことです。
女性は(ゲイが多いので男性も?!) レイプ犯にも、気を付けてください。
幼児や未成年者の性的虐待、誘拐のニュースもよく目にします。
お子さんをお連れの方も 子供から目を離さないでください。
最近は クラブなどで ドラックを飲ませ、
レイプなどの犯行に及ぶ、などの手口も流行っているようです。
マリファナを吸っている人は、そこら辺中にいて、
ナルコトラフィコ(麻薬密売人)には厳しいものの、
吸う人には 緩いアルゼンチンです。
それらの人たちは 一般的には ほかの人に危害を加えることはないですが、
しかし、マリファナ好きは、他のドラッグ好きの可能性も高いので、
マリファナの匂いがしたら、そこに近づかないのが無難です。
ケチャップ強盗(何か液体をこぼして、親切に拭いてあげるふりをして、
仲間がスリをする)などの情報は
もうご存知の方も多いと思いますが、
観光客だけでなく、
実際アルゼンチン人の友人で
被害にあった手口を ご紹介します。
*地下鉄の中で携帯をすられる
私も、最初の年、ちょっと油断し、すられました、
3000円ぐらいの安い携帯だったのでまだよかったです。
バックがファスナー式ではなかったので、手を突っ込まれてすられたようです。)
*家の中で、アクセサリー、服、下着などが なくなる。
引っ越しの際、ストーブと日用品の入ったバックが消えること、多発してます
残念のことですが、ルームメート または 引っ越し業者など
知り合いが犯人です)
誰も信用してはいけません。)
*道で座り込んで携帯で話していたところ、さっと持っていかれた。
*道を歩いていて、ピアスを引っ張りとられた。
*道を歩いていて、ティファニーのネックレスを後ろから引っ張りとられ、
転んでけがをした。
*地下鉄、バスでドアの横の席に座って
携帯を見ていたら、ドアが閉まる寸前に、持っていかれた。
*バスの中で携帯を見ていて、暑いので 窓を開けていたら、
信号で停止中に、外からジャンプして持っていかれた。
*ミロンガ(タンゴを踊る場所)で ジャケット、
靴、さいふなどを盗まれた。または お金だけ抜き取られた。
*アパートの玄関で 鍵を開けようとしたら、
若いカップルが近づいてきて、道を聞かれるのかと思いきや
、ジャケットでかくしながら腹に銃をつきつけられ、バックを強盗された。
周りにたくさん人がいたが恐くて声を出せなかったらしい。
*夜、家に帰って鍵を開けたら、ナイフを持った3人の男がいて、
手を後ろに縛られ 殴られけがをし、
金品すべて持っていかれた。(命があって幸いでした)
*スーパーマーケットで買い物していたら、
ピストル強盗が入ってきた。レジの金をとってすぐに消えたので怪我の被害はなかったが
精神的にとても鬱になってしまった。(レイキ治療し、だいぶ楽になったようです。)
*夜を女性2人で歩いていたら、ナイフを持った強盗にバックをよこせと言われ 怖いので渡した。
*早朝バスを待っていたら、男にナイフを突きつけられ バックをとられた。
*夜、カップルでダウンタウンを歩いていて、
大通りから一つ通りに入ったところで、3人組の男たちに襲われ、
お金を取られ、男性は大けがをした。女性に被害はなかった。
*夜、女友達と二人で歩いていたら、
バイクにまたがったまま、押しながら歩いてくる男性がいて、
(ヘルメットをかぶっていたので 顔がよく見えなかった)人気の多い場所だったし、
近づいてきたので、知り合いかしらと思ったら、いきなり
なんと、股間を触って 走り去った
(唖然)
これ被害者は私です(汗)、、
痴漢にあうとは、、腹立ちますね。
女友達に聞いたところ、
混んでる電車内の痴漢も たまにいるそうです
バイクでひったくられる泥棒被害も多いようです。
これらの犯罪は、みんな実際に身近な人たちが被害者で
みんな面倒なので、警察に届けてないそうです。
あまりにも多発しすぎて警察も手が回らず、
とても犯人は捕まらないし、時間の無駄といっていました。
ちなみに、私はタンゴを踊りますので、夜一人で出歩く機会があります。
こちらのバー、ダンスホール、クラブなどは
夜中の24時以降に盛り上がりますので、
遅い時は帰宅時間が明け方になるときもあります。
しかし、危なそうな場所では、タクシーに乗りますし、
数人の現地人と歩く、男の子に送ってもらったりなど、
細心の注意を払っていますので、今のところ被害にあったことはありませんが、
滞在数か月ぐらいの時、未遂はあります。
夕方、ダウンタウンの近くの小さな路地で、妙な少年がついてきました。
第六感で変だな、、と思ったら、案の定 道の反対側に 仲間と思われる2人組が…。
とっさに 近くのレストランに逃げ込みましたので、被害はなかったです。
しばらくして外に出ると もう彼らはいなかったのですが、
恐かったのでタクシーで帰りました
ちなみに、いつも気を付けていること
*徒歩、公共機関で移動する場合、
きれいな服で 出かけない。
夏の暑い日は ショートパンツ、サマードレス、
クラブなどに出かける 若い女の子たちが
生足ミニスカというのは見かけますが、
基本、女性たちは、
ジーンズ、レギンスなどのパンツスタイルです。
昼間から ばっちりお化粧して タイトミニスカートをはいているような人たちは、
テレビに出演しているタレントさん、
ダンサー、
そして売春婦だけです。
カーニバル、夏のビーチやプールでは、
小さな水着でTバックのセクシー美女の多いアルゼンチンですが、
レイプ犯罪も多発しているので、町では 気を付けているんでしょうか。
ダンスを踊るためのサルシータ(サルサを踊る場所)やミロンガ(タンゴを踊る場所)
でも、現地に着いてきれいなドレスに着替えるという人も たくさん見かけます。
まだ明るい 人の多い場所ではオッケーですが、
暗くなってからは、
ドアtoドアでタクシー移動でもない限り、
カジュアルなパンツスタイルで出かける方が無難です。
*時計、指輪、アクセサリーなど、目立つものも つけない。
(到着したら、現地でつける)
*ほかの言語、日本語、英語 などで
大きな声で話さない。また、
なるべく少人数で行動する
外人は目立って狙われます。
*道で堂々と地図を広げない。
*買い物した、高級そうなお店の紙袋をたくさんぶら下げて歩かない。
*銀行でお金をおろすのは、明るいうちに、
人の多い銀行を選ぶ。
また、大金の場合は、お金を小分けしてしまう。
*いざというときに とられてもいいように、
数百ペソぐらいの現金を 別に持つ。
*泥棒に会ったら、逆らわずに渡す。
(持ち金少なすぎて、または携帯をとられまいとして殺されたという事件がありました)
*バックは ファスナー付に限る。できたら、2wayタイプ(肩掛け+タスキかけできるタイプがベスト)リュックは前にもつ。
*いざとなったら、レストランやホテルなどにとびこみ、チップを渡して(20-50ペソぐらいで十分)安全なタクシーを呼んでもらう。
ホテルでは英語が通じますが、一般のレストランは ちょっと難しいです。
スペイン語では
「Ayudeme, por favor, podria llamar un taxi (remis) para mi? (remis) ?
アジュデメ、ポルファヴォール、ポドリア シャマール ウン タクシー(レミース)パラ ミ?
助けてください。どうか タクシーを呼んでもらえませんか?
*暗くなったら、大通りから逸れる道を避ける。
*ネット情報などで ”安全”と言われているエリアを過信しない。
アルゼンチン人に どこが安全で危険なエリア?と質問しても、
すべての場所があぶない という答えが返ってきます。
*ちなみに、アルゼンチンの小さな通り、ガード下などの
壁の大きな落書きは アルゼンチンらしい芸術的作品ですが、
イコール 人の少ない だれも使われていない倉庫などの場所である場合が多いです。
そういう場所は 一人で通るのは避けた方がいいです。中に犯罪者や麻薬常習者がたむろしていることがあります。
余談ですが、情熱の国、アルゼンチンは、
若者からおじいちゃんまで、
女性に目のないイケイケのタクシー運転手をよく見かけます。
アルゼンチンは 日本人は少なく、
たくさんの中国人が住んでいますが、
愛想のない人が多いので、
感じの良い日本人は特に珍しくて魅力的なのかもしれません。
運転手に、「Tenés novio? テネス ノビオ?恋人はいるのか?」と聞かれたら、
「Tengo marido テンゴ マリード、 結婚してる」. と答えましょう。
少しは静かになります
おしゃべり好きのアルゼンチン人と会話したい人は、
いい機会になるかもしれませんが、
後ろを振り向きながら
話してくるタクシスタ(運転手)は、
事故らないか、気が気じゃないので、、