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https://youtu.be/U7cZjhEAiX4
忙しい一日が終わり、
疲れてやっと家に帰ったら、
子供たちが、散らかし放題で遊んでいたら、
それは、「片付けなさい」とおこりたくもなります。

しかし、ちょっと待ってください。
片付けができない子供は、
ほぼ親も、お片付けが不得意です。
しかし、親が片付けが上手だったら、
子供が片付けができない事はほぼありません。
まれに、親は片付けオンチだが、片付け好きな子供が生まれることもあります。
コンマリさんも、そうだったようですが、
なぜか誰に教わった訳でもないのに、小さい時から、
片付けの才能がある子が稀に存在します。
片付けも、習い事と同じです。
どのように片付けるのか、親だって知らないのに、子供たちがわかるはずがありません。
しかし、片付け方をきちんと教えたもらえば、誰でも上手になります。
持って生まれた性格が、几帳面か、ずぼらか、によって、片付けの質は少々異なるかもしれませんが。
私の母は、そこそこ、家は清潔にしてはいましたが、よくある、その場しのぎの片付けタイプでした。

例えば机の上に何かが置いてあったらそれを適当にゴチャ混ぜに重ねて、端に寄せる。また他のどこかにまとめてしまってしまう。
とりあえずその場所を開けるために、どこでもその辺に置いてしまうで、忘れてしまうらしく、ここにあったはずのものがないと、いつもいつも探していました。
朝学校に行くのに、何かが見つからないのはいつものことで、母に尋ねると、机の上にあるでしょう、と言うが、そこにはない。
そしてとんでもないところから出てきて、「ここにあるでしょう」と逆ギレされる。
いつも同じところに置いてあればすぐ見つかるのに。
自分でそこに置いたくせに、なんで私が怒られなきゃいけないの、といつも納得がいかなかったし、ごちゃごちゃしていることにいつもストレスを感じていました。父も、母を、いつもごちゃごちゃだと、いらついていました。
念願の自分の部屋ができた時からは、自分流に整理整頓始めました。
でも母が勝手に、机の上を触ったり、洗濯物などをタンスに入れたりされるともうぐちゃぐちゃになって、どこになにがあるか、わからなくなってしまうので、お願いだから私のものは触らないでくれとお願いしたものです。
クライアントから、子供の部屋のみの依頼を受ける時があります。本当は、まずは親が片付けをするべきなんです。親が片付け方がわかればそれを子供に教えることができるし、子供はいつも親の行動を見ています。
ですから親がきれいに片付けをしていればそれを真似します。せっかく子供の片付けができても、片付け方を知らない親がまたその部屋をめちゃくちゃにしてしまうのです。
両親の部屋からにしてくださいとお願いしても、予算の都合なのか、いやそこをなんとか、どうしても子供の片部屋のみと依頼されたことがあったので何度か片付けにいきましたが、その場合必ずそのご本人のお子様と一緒に片付けをします。
本人に何が必要で必要じゃないかを確認しながら、一緒に片付けをしていきます。子供は片付けのコツを教えるとすぐに習得します。
どこに何を整理整頓して入れるかも一緒に行います。
最初は、ちょっとイヤイヤ、あまりやる気がなかったお子様も最後には、完璧にきれいになった部屋に、とても満足して、笑顔で片付けを終えます。
今まで子供の部屋を片付けて失敗に終わった事は1度もありません。

しかし数人のお子様で、ちょっと時間がかかった例がありました。それは、すごく持ち物が多い子です。
しかし、これも、子供の責任ではありません。
ご両親、おじいちゃんおばあちゃん、とにかく、子供に物をどんどん買い与えてしまう。
子供の持っているもので多いものをやはりおもちゃ、文房具ですが、信じられないほどの鉛筆や色鉛筆、ノートシール、100円ショップ商品のまだ新しいものがいっぱい出てきます。
本人は忘れていたものもありますが、やはりもったいない、なかなか物を減らせません。
この場合、捨てずにほかの方法を提案しますが、たとえ小さな子供でも、人間のは欲望にはきりがなく、与えれば与えるほど、欲はもっと強くなって、もっと欲しくなるのです。また親が物が多ければ、それが当たり前と思ってしまいます。
人間は、持ち物を管理できる量、脳のキャパシティーがある程度決まっているようので、あまり多くの物をもっていても、忘れてしまうんですね。
子供に片付け上手になっていって欲しいのならば、まずは、ものを厳選して必要な分だけ買い与えてください。
たまに、小さいころに物を買ってもらえなかったので、自分で収入を得るようになって、物買ってしまうという人がいますが、それは、物質主義の悪い部分を学習してしまった例だと思います。ほぼすべての物は、量より質です。
片付けができないこどもを叱る前に、まずはご両親が片付けを学んでください。

子供は親を見て育ちますそして親が片付けをきちんとできるようになればそれを子供に教えることができるし、子供は、きちんとした親のやり方をちゃんと見ています。そしてそれを真似をします。子供は片付けを簡単に覚えることができます。
人生まだ短い分、必ず親よりもものが少ないし、子供は学ぶのがとても早いです。
ですから、やはり順番としては、ご両親のものを先に片付けると言うことをおすすめします。
それから子供部屋、そしてリビング、キッチン、バスルームなどの共用部分という順番がいいと思います。
家族全員が協力して家を片付けようと、みんなのやる気が一致している場合には、1番片付けやすく、見た目も効果的な玄関などの共用部分から片付け始めるほうがいい場合もあります。
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