掃除と片付けは別物?どっちが先?
片付けコンサルタントを、「掃除の人」と捉える人が多いのですが、それは全く違うものであることを理解いただきたいのです。
「片付けコンサルト」というお仕事は、片付け方を教える、収納の仕方、快適なだけでなく、実は時短になる、経済的な生活術をアドバイスするお仕事なのです。
物をどかして、またそこに収納するために、汚れていた場合は、軽く掃除をする事はありますが、あくまでも片付けがメインです。
「くらしのマーケット」に出店して数年になりますが、ここでは、カテゴリーが家事一般、家政婦や掃除と一緒になっているため、とても不便です。
ですから、掃除だけの依頼や家政婦としての仕事もたまにリクエストがあります。しかし、それは、私の専門外です。
掃除を完璧にするには、高いスキルと、それなりの洗剤や用具などが必要です。プロとして完璧に仕事をしてもらい、お金を払う価値のある、掃除の専門業者にお願いしてほしいのです。
家事も、普通のレベルでよければできない事はないですが、私のような、散らかった家が苦手、片付けをすることが好きな人間にとって、その家が、きれいに片付いていない状態、カオスな場所を、数時間で掃除しろとか、物の散乱した場所で、料理、散らかった物体を、端っこに寄せて、積み上げてぐちゃぐちゃのままで隙間に突っ込み、とりあえず空間を作って「きれいに見せる風」などと言う適当な事は、心地悪いし、絶対したくないのです。
実際、片付けの基礎ができてない家を、数時間で片付けるなどと言う、魔法のようなことは、絶対に不可能です。
物の量や、どれくらい捨てられるか、同居人の人数、家の広さ、収納の数や種類によっても違いますが、なんせ、依頼者は、片付けが苦手な人たちです。
ワンルーム一人暮らしでさえ、最低でも8時間はかかります。鬱状態で汚部屋になってしまった例では、1日8時間で10日以上かかる場合もあるのです。
適当にやる、カオスな場所で、他の仕事をするのは、片付け好きな自分にとって、正直とってもストレスです。
専門外ですから、丁重にお断りするのですが、そのアプリでは、キャンセルが多いと退店させられるので、非常に困ってしまいます。
客は選ぶな、キャンセルするな、日本の「お客様は神様」文化には、同意できません。
客が、たくさんいる業者の中から選ぶように、依頼を受ける側も、客を選んで良いと私は思っています。
例えば、私は仕事を受ける前に、現在の家の状況を把握するため、質問に答えてもらったり、家の様子を写真を送ってもらう、本気で、短期間で、一気に最後まで完璧に片付ける気はあるか、などについて、時間をかけ、聞き取りをします。
片付けについて、大の苦手な人が依頼をしてくるのですから、片付けについて、色々わからなくて当然なのですが、やはり、私のメソッドを理解してもらい、絶対にきれいになるまで、あきらめないと言う強い意思で臨んでもらわないと、いくら片付けコンサルタントの腕が良くても、成功はできないのです。我々は、紙1枚でも、クライアントの許可なしに捨てることができませんから、物を減らせるのは、本人次第です。
そして、ネット社会の恐ろしいところは、どんな理由にせよ、クライアント側が気に入らないことがあったり、何かトラブルがあると、悪い口コミを書かれてしまう。そして、次の仕事が来なくなると言うことがあります。
仕事を選ぶように、お客も選ぶ、それは失礼なことではなく、依頼する側も、自分と相性の良い業者を選択する方が、自分の思い通りになるでしょうし、ストレスフリーで、双方にとってハッピーなのです。また、片付けは、個人のお宅で、閉ざされた空間での仕事ですから、何か違和感を感じる依頼を断わるのは、当たり前のことです。
決まりだから例外を許さない、規則に縛られた日本の文化が、私は本当に苦手です。このような点が改善されないことが、片付けにも悪く影響しています。
嫌な仕事を引き受ける、気が進まなくても、仕事だから、我慢する、それが、大きなストレスになり、人々はそれを発散するために、買い物狂になったり、酒や過食する、不眠、健康も害す、不機嫌になり、人に当たったり、幸せからほど遠くなっていくのです。そのために、お金をたくさん使い、すきま時間で趣味を増やし、時短だからと言う理由で、電化製品など無駄なものが増えていきます。
クライアントから、片付ける前に家が汚いので、掃除をしたいと言われることがあるのですが、掃除よりも片付けが先です。
片付けが苦手な人は、床やテーブルの上、棚の上など平面に物がたくさん散らかっているために、それをいちいち端に寄せて掃除をすることが億劫になり、掃除をしなくなる傾向があります。
掃除のために、そこら辺にあるものを他の場所に移動すると、大事なものがどこに行ったのか、わからなくなってしまうリスクもあります。
また、そのような、ものをどけて掃除をする手間、不要で捨てるかもしれない物体に溜まった埃を払っていたらキリがありません。
ですから、片付けが先、全て片付けが終わった、床や平面にに何もなくなった状態での掃除をお勧めします。
驚くほど簡単に済むことがお分かりいただけます。