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マテ茶

マテ茶のすすめ

南米で広く飲まれている マテ茶

ビタミン、植物繊維、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄分、などを
豊富に含むマテ茶は、肉料理中心、野菜不足の悪い食生活を補い、
バランスの良い健康効果を得るのに貢献しています。

日本でも健康に良いとマテ茶が人気のようですが、
ここアルゼンチンでは、街を歩けば、そこら中に 
マテ(茶器)シェルバ(マテの茶葉)とテルモ(水筒)
を持った人たちを見かけることができます。

消化を促進する作用もありますので、
便秘にも効果的で 美肌にもよく、
マテなしには生きられない、
とまで言い切る人もいるほどです。

ちょうど今ぐらいの春の季節からは、
マテを飲みながら 
太陽をサンサンと浴びながら、
公園で水着で日焼け、などというのが 
アルゼンチンでは人気の余暇の過ごし方です。
日に焼けたくない日本人とは 
真逆な感じですが。

アルゼンチンでは 
夏なのに 日焼けしてない = 休暇に出かけられなくて 貧乏で可哀そう、
みたいな 雰囲気があります。

なので、みんな 必死に 
暇さえあれば
肌を焼いている感があります(笑)

最近の研究で 
アンチエージングに必要なビダミンDは、
日焼けしないと 自己生産できないそうなので、
日本人も、少しは日焼けしてもいいんじゃないかな、
などと思います。

トスタード(小麦色に焼けた)美人やイケメンは
まっしろい肌よりもセクシーだ、
と南米では思われています!

話がそれてしまいましたが、

日本でも、本格的なマテを味わうための 
マテ(茶器)シェルバ(茶葉)
ボンビーシャ(専用の金属ノストロー)
のセットが売られていたりしますね。

アルゼンチンでは、マテ友の親しい友人と 
だけでなく、何かの集まりがあるときに 
マテをごちそうになる機会は多いですが、
一つ困るのが、
アルゼンチン人は 
砂糖を入れる人が多いということです。

一杯につき 砂糖1匙、2匙 と、
いったい一回のマテに摂取する砂糖の量は・・・
これが毎日なんて、恐ろしくなります。

また、ダイエットのつもりで、
カロリーゼロの人工甘味料を入れるのは、
白砂糖よりも太る上に危険性が高いです。

どおりで肥満や、糖尿病の人が多いわけです。
 

砂糖を飲み物に入れる習慣のある人
なかなか長年の習慣を変えるのは
容易ではありませんが、
病気になってしまってからでは
遅すぎますので、
少しずつ減らしていきましょう。

 

私も 以前、ストレスからか、
コーヒーに砂糖をったくさん入れることが
習慣になってしまったことがありましたが、
家族に糖尿病が多いという恐怖から、
3個を2個半、2個半を、2個 という風に、
少しずつ減らし、
ブラックで飲む習慣に戻すことができました。

デザートのケーキ、チョコレート、和菓子など、
甘い誘惑は絶えませんが、
せめて 
毎日の習慣の飲み物に 
わざわざ砂糖を加えるのは やめにしましょう。

 

ちなみに、こちらのマテの基本的なマナーは
マテをふるまう人が、
茶葉、熱すぎない適温のお湯などを用意し、
一杯目の味をみて、「よし」となったら、
一人ずつ ふるまうことになります。

日本人のように、ストロー(ボンビーシャ)を
持って飲むという習慣はありません。
そのまま口に運び飲みます。

マテを渡されたら、一気に飲んで、マテ(茶器)を返します。
その時に「グラシアスGracias(ありがとう)」
と言ってしまうと、
(もう結構です)という意味になってしまい、
あなたにマテは回ってこなくなりますので、
まだいただきたいときには
「Rico リコ (おいしい!)と言って 
渡すのがいいでしょう。
ふるまう人は、味が薄くなったら 
シェルバを足したり、
変えたり、
お湯を用意したりします。

たまに お湯が熱すぎて 
もたもたゆっくり飲んでいて、
早く飲めと 促される時があります。
しかし、熱すぎるお茶を、
これまた熱くなった金属製のストローで飲むのは、
あまりお勧めできません。

熱い飲食物の習慣のある人に
世界がん研究基金によれば、、
食道がんのリスクが高まる可能性が大きいそうですので 
温度には気を付けましょう。

こんな風に、お茶菓子と一緒に飲んだり、
朝ごはんのパンやガシェタ(クッキー)やクラッカーと 
マテという人たちも多いです。

ちなみに アルゼンチンの一般的にお店で売られている
テルモ(水筒)は、
お湯がすぐに冷めてしまうので、
日本の高品質の温度が長持ちする水筒が売ってたらいいのにな、、
と思います。。

ちなみに、アルゼンチンでは、
キオスコ
(日本のコンビニのようなものですが 
規模は小さいです)
など、至る所で、お湯を買うことができます。

レストランなどで、 お願いして「お湯下さい」などというのもありです。

ガソリンスタンドなどには、お湯の自動販売機などもあったりします。

 

ミニマリストな私は、
たくさんの荷物を持って移動するのが嫌なので、
小さなテルモに、マテコシード
(シェルバ(茶葉)にお湯を入れて紅茶のように飲む)
を入れて行ったりします。
アルゼンチン人がすべてマテが好きなわけではなく、
苦いから嫌い、
全く飲まない という人もいますし、
マテコシードなら飲むという人も見かけます。
シェルバも 
アルゼンチンには たくさんの種類があり、
果物の皮入りなどのフレーバマテや、ハーブ入りなどもおいしいです。

はちみつなどを入れて飲む人もいます。

夏は冷たい水で、飲んだりと、
おいしいマテ茶ですが、
飲み過ぎは、利尿作用を強めすぎることがありますので、
気を付けましょう。